40歳酒好きJunさんの腎がん奮闘日記❤️

40歳で腎がん(T1bN0M0, ステージI)の告知を受けた2児のパパのブログ

入院当日の過ごし方 No.4

2021年3月1日、花粉症持ちの私にとってシンドイ季節だが、カラっと晴れた良い日だ。

 

しばらく美味しいものを食べれないからと、妻と2人で大好きな「らーめん文蔵」に立ち寄った。相変わらずの美味しさに幸せを感じる。いたって普段通りの会話なので、まだこれから入院する実感があまりないが、英気を養い、そのまま病院へ向かうこととする。

 

ボストンバッグを抱えて、指定通りの13:30に病院へ到着し、そのまま入退院受付へ。いくつかの書類手続き等を済ませたら、看護師の案内に従い、そのまま病室へ行く。高いお金を払えば個室などにも変えられるが、どうせ痛みに耐える不自由な生活だろうからと大部屋にした。大部屋といっても4人ぐらいを想定していたが、まさかの6人部屋。さすがに多すぎでしょ(笑)

 

病室ライフを満喫できるようにと、持ってきたものを棚に整理する。まぁ、一瞬で終わってしまうわけです。すると、ヒョコっと誰かがカーテンを開けて入ってきた。麻酔科医だ。気さくな先生で好印象。何を話すかと思えば、ほとんどがリスクの説明だった。全身麻酔と硬膜外麻酔をするよ、というメインの話は一瞬で、それをするためには、あれやこれやとたくさんリスクがあるよ、ということ。けど、これに同意しなければ、そもそも手術できないので断る選択肢はないと言っていい。サインを済ませたら、先生はササッと消えていった。

 

驚くほど何もすることがない。病室にいても仕方ないので、病棟フロアにある談話スペースへ移動した。窓も大きく日が差し込むのは気持ちがいいが、かなり狭いのはちょっと微妙。ここで携帯をいじりながら、暇つぶしをしていた。入院生活でこの時間がいかに幸せな時間だったかをこの時は知る由もなかったが…。

 

手術してからしばらく入浴できないので、シャワーを浴びることがてきた。病院に来る直前も入浴してきたのだが、少しでも清潔にしたかったのでもう一度入浴してリフレッシュした。

 

18時過ぎには夕食が提供された。予想通り、美味しくはない。いや、率直に申し上げるならば、まずい(笑)。これが今後も続くことを考えると、らーめんを食べてきてよかったなと思う。

 

f:id:livehappilywithcancer:20210309103026j:plain

夕食(入院初日)

食事を済ませ、22時には消灯となる。手術に向けて体力を温存するためにも、スマホいじりをやめて寝ることにした。

 

ん? 全く寝れない。眠れる気配がない…。

 

出張先のホテルでは見事にいつも熟睡できるのに、全然寝れない。これがまさか手術前の緊張と言うやつか…と実感する。いままで不思議と手術のことは考えてなかった。「とにかく1日も早く手術を受けたい」ということばかり考えていたが、急にこの時に具体的に手術のことが頭をグルグルと考えるようになっていた。全身麻酔が始まったら意識がないから、その直前はドキドキするのだろうか、どんな気持ちになっているだろうか…。

 

あぁ、余計に眠れなくなってきた。

 

……。

 

こんな悶々としたことを考えているうち、いつの間にか寝ることができました。

 

ではまた〜。